宝塚にある手塚治虫記念館で、つい先日まで一周忌追悼 漫画家の寺沢武一展が開催されていました。
代表作は『コブラ』は、左手にサイコガンを持つジャンポール・ベルモント風の主人公キャラと、相棒のアーマロイド・レディ他、ジェーン・フォンダ主演の「🎥バーバレラ」(1968年公開)的な美女が毎回登場しワクワクします。
SF漫画をスピーディでセクシーなアメコミ風に描いていて、クリスタルボーイをはじめとする敵キャラも超個性的、アウトローだけれどユーモアが有り、どこか飄々としているコブラのような主役が多く登場する1970年代映画と同様に大好きなアニメでした。
※アーマロイド・レディは初代AIBOのデザインを手がけたイラストレーター空山基さんのメタリックなセクシーロボット風
『鴉天狗カブト』や『ゴクウ』等は、当時(1987年ぐらい)Apple Macintoshを使ってCGで制作されていたらしい。
懐かしの漢字Talk6、ことえり、Osaka、Kyotoフォント、Illustrator 2…。PhotoShopもカクカクと、ドットが積み木のようにセリ上がってきて画像が出来上がる。
あの時代のPCで、繊細なアニメ原画を作るのは気の遠くなる様な作業だったと思います。
※紙本も持っていましたが、コミック版ではなくA4判の綺麗なカラー印刷仕様でした。
それらの制作工程も展示されていました。カラーチャートも…。
ちなみに、TVアニメ版(1982年)でスペースコブラの主題歌を歌っていたのは、初代ペドロ&カプリシャスのボーカル前野曜子さん(夭逝されましたが、哀愁があって聞き惚れます。元宝塚歌劇団)
彼女の歌も相まって、当時では珍しい大人のアニメでした。
宝塚・手塚治虫記念館。氏については、またの機会に…。